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世界遺産登録決定〜三池港〜【大牟田支店】

明治日本の産業革命遺産が世界遺産に登録されました。

大牟田支店からは「三池港」を紹介したいと思います。詳しい説明はインターネット上のWebページや港内の施設にパンフレットがありますので・・・こんな感じなんだというのを知っていただければ幸いです。

有明沿岸道路を三池港IC(終点)に向って走って行くと右側に三池港が見えてきます。

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(時代を感じる三池港の案内図)

三池港内(一部関係者以外立入禁止)に入ると大きな案内図があり、その先に「旧長崎税関三池税関支署」があります。

 

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(旧長崎税関三池税関支署)

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(三池港の解説看板)

三池港は、明治41(1908)年4月1日に開港し、4月6日に開港場に指定されました。同時に開庁したのがこの建物「旧長崎税関三池税関支署」で、現在は室内外に世界遺産に関係する資料等が展示してあり、ボランティアのガイドさんが丁寧に説明してくださいました。(熱い中、本当に有難う御座いました。)

 

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(大牟田の産業遺産ガイドブックとガイドマップ)

税関支署の中には写真のようなガイドブック・ガイドマップが置いてあります。これを見ながら大牟田の世界遺産巡りをすると、より一層分かり易いと思います。

 

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(中央に見えるのが「閘門」)

三池港から少し離れた所に展望所があり、そこから撮影した三池港の写真です。展望所にもガイドさんがいらっしゃいますので、説明を聞いたり、双眼鏡を借りることができます。

有明海は干満の差が最大5.5mもあり、遠浅で干潮時には数kmにわたり干潟が出現する所もあるので大型船の来航が難しく、石炭等の搬出は大牟田川の河口から、小型運搬船で対岸の長崎県島原半島南端の口之津港(約70km)まで海上輸送して、そこで積替え人夫の手で大型船に積み込みをしていたとの事です。こうした過酷な重労働・高いコストなどの問題を解決する為、大型船に直積みできる港を大牟田に建築する事になったそうです。

三池港の特徴は、写真の中央の「閘門(こうもん)」で満潮時に大型船等が入港し、干潮時は閘門を閉じて水位が下がらないようにします。今現在も使用されていますが、当時のように大型船舶が入港することは少なく、台風時に高波等の災害を避けるためにフェリー・漁船などが避難したりするそうです。また、地図や上空からの写真を見ると分かりやすいですが、全形がハミングバード(ハチドリ)によく似ています。

 

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(三池港の外から撮影)

この写真は三池港の対岸に公園があるのでそこから撮影しました。閘門が閉まっているのがわかると思います。先ほどの展望所と公園にその日の閘門の開閉時刻表がありますので、興味がある人は開閉の決定的瞬間を見に行かれてはいかがですか。

 

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(たしかにハミングバードに見えます)

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(対岸の海水浴場からみた有明海)

地元に住んでいながら、今まで大牟田の歴史や世界遺産などを見に行くことがありませんでしたので、今回はとても勉強になり大牟田のことが少しわかった様な気がしました。

次回は「三池炭鉱宮原坑」を掲載する予定です。

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