和水町の旧三加和地区は、福岡県と熊本県の県境に位置し、強アルカリ性の温泉とマラソンの父と呼ばれた「金栗四三」さんが有名な山間の地域です。営業所より片道約30km程の位置にあります。

2月8日（日）に、ここ旧三加和地区で「戦国肥後国衆祭り」が行われました。

この祭りは、1587年豊臣秀吉の行った「太閤検地」に対し、三加和地区の国衆である和仁氏・辺春氏が約一千の軍勢を率い、田中城に籠城して抵抗した一揆をもとに起こりました。

その当時、秀吉はこれに大層激怒し、筑前・筑後の諸大名に命じ約一万の大軍で徹底総攻撃を開始し、最後の一兵まで壮絶な攻防が繰り広げられたそうです。これが、日本の歴史（安土桃山時代）において大きく位置づけられている「田中城の戦い」で、秀吉はこの一揆をうけ「刀狩令」を発布したといわれています。

祭り当日はとても風が冷たく時折小雨がぱらつきましたが、ステージ上では地域の幼稚園児が、忍者の衣装で元気に体操したり、居合切りの演武があったりとまるでタイムスリップしたようでした。

^{（左：忍者の衣装で体操する子供達　右：居合斬り演武）}

最後は、武者行列と一揆の再現。勇壮な戦国武者は一般の方で毎年実行委員会が募集されています。来年は、あなたが戦国武者になりませんか？

 ^{（左：一揆の演劇　右：武者行列）}